メビウスOB会主催研修会の報告
2005.4.30
講師 八郎潟町町長 土橋多喜夫氏
2004.11.06(土)開催 八郎潟町ロマンの里、参加人数50名
◎ 講 演 (18:00-19:30)
- 町村合併について
- 明治・昭和・平成の合併史
- 八郎潟町の自慢
- 財政の問題
- 広域事業について
- 庁舎について
- 字名について
- 町長の政治理念
- 自然を相手にした生活
- 農業はすばらしい
- 論語が基本姿勢
◎ 質 問 (19:30-20:00)
- 20年後の町の将来展望について。
- 八郎潟の名前は全国的に有名であるが、八郎潟町を残してはどうか。
- 広域のゴミ焼却場を八郎潟町に誘致したらどうか。
- 三位一体改革で義務教育費の削減案が出ているが、現在の教職員定数を最低限残すよう確保してもらいたい。
- 八郎湖に流入する河川の水質問題について。流域の人と町の協力について。
- 町村合併の枠組みとは別に広域的な協力関係は続けてほしい。
- インターネットを利用して市場を開拓してはどうか。光ファイバーが敷設されていない。早期に敷設するよう要請して欲しい。
- 婦人会の仲間の間では町村合併で若美町が抜けていくことに悲しい気持ちになっている。婦人会はもっと大きな枠組みでやって行きたいと思っている。いずれは男鹿南秋が一つの枠という状態となって欲しい。
- もし、三町合併が成り行かなかった場合はどうすると考えているのか。
講師 大潟村村長 黒瀬喜多 氏
2004.11.13(土)開催 ロマンの里、参加人数70名
◎ 講 演 (18:00-19:00) 省略
◎ 質 問 (19:05-20:00)
- 20年後の村の将来展望について。
- 残存湖の水質悪化を危惧している。おいしい米を作れるようにするにはどうすれば良いのか。
- 少子高齢化における病気の予防と医療について。
- 後継者問題が言われていますが、大潟村ではどうしているのでしょうか。
- 全国から様々な分野の人を招き、文化人居住地というものを作っているというが、効果は。
- 八郎潟町でも転作問題で春先は大変苦慮している。大潟村では作る自由、売る自由という政策の下で過剰作付けをしているという話を聞いている。一方、この度の台風15号の被害で県や国に援助を要請しているそうである。村長は国の農業政策に対してどのように考えているのか。
- 残存湖と河川の浄化について卒論を作成している。八郎湖に流入する河川を持つ行政や、そこに住む住民にどのような期待をしているか。
- 大潟村長さんから見て湖東町の合併協議会の様子をどう見ているか。
- 大潟村を見てみると、農地がまだだいぶ空いている。会社も農業に参加できる時代なのでどういう風にこれからの農業について考えているか。
- 作る自由売る自由について。大潟村はみんなでやれば怖くないというように見える。私も転作しなかったことがあるが結局当局の方から肩たたきされて転作せざるを得なかった。大潟村では国の政策に協力しない農家に対して圧力をかけることがあるのか。
- 村長は地域のリーダーシップとしてもっと大きな声で公的に物を言っても良いのではないか。もっと様々な映像を頭にあるのではないか。米の販売について様々な売り方の工夫をしてはどうか。
- 自立するだけではこれからの時代は成り行かないのではないか。産業、文化、ビジネスについてこれからの展望を教えていただきたい。
五城目町町長 佐藤邦夫 氏
2004.11.19(金)開催 八郎潟町ロマンの里、参加人数117名
(八郎潟中学生50名、五城目高校生4名)
パネラー
●YDK社長 首藤健次様(メビウスOB会)
●藤田建匠 藤田靖仁様(メビウス会長)
◎ 今回は町長の意向で、最初から議論を行いました。
◎ 質 問
- 20年後のこの地域はどういう町になって欲しいか、将来展望について。
- 資源循環型農業のモデル地区について。
- 民間の事業に対する行政の関与について。町としてどのようにサポートするのか。
- 合併はどうして3町で協議されているのでしょうか。
- 合併協議会から脱退する町が出た場合、それでも合併は進めるのか。
- 五城目町は火災が多いですか。火災を防ぐためにどんなことをしていますか。(中学生)
- 民間の活動グループへの支援について。
- 一日市盆踊り、五城目朝市などの保護について。
- 不審者に対する対策について。(中学生)
- 町を多くの人に知ってもらうにはどうしたらよいか。(中学生)
- 学校の先生の中でも五城目高校がなくなるという話が出ているが。(五城目高校生)
- 民間と一緒に行政もやっていくという話ですが、具体的にはどういうことを。(県立大学生)
- 八郎湖の水質問題の解決についてお考えがあれば。
- 湖東町の進捗率は何パーセントくらい。
- 湖東総合病院の建設はどうなっているのか。
- ジャスコができて、近道する車で混雑している場所が発生しているが。
2004.11.27 井川町町長 斎藤正寧 氏
04.11.27 土曜日開催 会場 ロマンの里
参加者112名、中学生30名、引率の先生2名
◎ 講 演 18:00 - 19:00
- 現在、合併協議の進捗度は50%。
- 今までの事業消化の話しばかりで将来の事業についての話し合いがされていない。
- 合併すると現在の役場正職員で100人多い。
- 正職員が適正な数になるまで13年かかり、一人年に720万円掛かるため、13年では39億円にも上る。
- 八郎潟町は水道で困っている。困っているのであれば4年とは言わず1年で工事を終えるようにしてよいのでないか。他町に気を使いすぎている。
- 昨年の井川町議会議員選挙後、それまで合併を唱えていた議員が合併反対に変わった。町民との会話の中で合併について討論が交わされた結果だと思う。
- 合併以前の問題として役場職員の意識改革が一番重要。
- 自分自身で役場に来て様々な情報を得、自分の頭で考え、自分の目で見、そして判断することが大切。
(省略)
◎ 質 問 19:10 - 20:10
- 20年後の将来展望について。
- 湖東5町が3町となった。5町だと井川町が中心となるが、3町でははずれになる。これが合併問題に影響しているということはないか。
- 今日来ている中学生に対して励ましの言葉を。
- 合併を急がずにじっくりと話し合うとすれば、3町はどの程度の期間合併せずにいられるのか。
- もっとじっくり話し合える時間が必要でないか。町は県に陳情して合併の時期を延期してもらうよう陳情して欲しい。
- 消防について。合併後は火災予防月間などの活動はどのようになるのか。
- 高齢者が安全で住み良い町にするために、井川町でやっていることは。
- 合併が不調に終わることもあると思いますが、不調に終わったときの採算について試算はされているのかどうか。
- 自治会の結びつきを強めるためにどんなことをされているか。
平成17年1月7日(金) 講師 八郎潟町法定合併協議会委員(5名、
石井委員は都合で欠席)
会場 八郎潟町ロマンの里 18:00-20:00
参加者35名
- 事実上、湖東町合併が破綻した後の研修会のためか参加者は少なかった。
- 前日、前々日の説明会での資料を手にして会場から鋭い質問が続いた。
平成17年1月15日(土) 講師 美郷町町長 松田知己 氏
会場 八郎潟町ロマンの里 18:00-20:00
参加者35名
- 秋田県の合併第1号として誕生した美郷町初代町長においでいただいた。
- 合併に向けた協議での難しさを「一線を越えない我慢」という言葉で表現していた。
平成17年1月29日(土) 講師 若美町町長 佐藤文衛 氏
会場 八郎潟町ロマンの里 18:00-20:00
参加者25名
- 順調に見えた合併協議での駆け引き、大潟村の離脱、ゴミ問題を分かりやすく解説。
- 湖東町破綻のシナリオについても言及。
- 0時近くまでお付き合いくださいました。
- 男鹿市・若美町の合併の資料をお持ちくださいました。
平成17年3月24日(木) 講師 羽後町町長 佐藤正一郎 氏
会場 八郎潟町ロマンの里 19:30-21:00
- 県知事選挙告示前の微妙な時期でしたが、快く講演を引き受けてくださいました。
- 高校卒業後、農業に従事し冬は出稼ぎした時代の話。青年団時代の話。アメリカに研修に行った話。
- 町議会議員時代、嫁探しにトラクターで東京に行った話。馬橇で嫁入りするイベントの話。牛肉サミットの話。
- 町長選挙に出た話など、波乱に飛んだ青年期から現代までの話を聞かせていただきました。
- 懇親会にもお付き合いいただきました。メビウス会員にとっては有意義な時間。
「地域の将来を語る」はひとまず終了いたしました。再開にむけて準備を開始します。